「ひますの絵」という新しいツールを紹介します。

 数量をわかりやすく説明するために、様々な図が工夫されてきました。どれも有用なのですが、似たようなものが多いので、どこをどう見ればいいのか迷ってしまうものもたくさんあります。そこで、新しい図を工夫してみました。

「ひとまとまりの量」と「まとまりの個数」と「すべての量」を総合的に見渡せる図です。名前は「ひますの絵」とします。「ひますの図」でもいいのですが、ごろが悪いので、「ひますの絵」としています。お絵描きする感覚で気軽に書いてほしいという願いも込められています。

まずはご覧ください。

図は手書きで、ささっと書けなければならないので、できるだけシンプルにしています。

吹き出しの「ひ」は「ひとまとまりの量」のことです。
「ま」は「まとまりの個数」、「す」は「すべての量」、を表しています。
「ひ」の右側に [ m ] という表示がありますが、今回の例として代表的な量の長さ、そして代表的な単位のメートルを使っているということです。

なので、「す」のテープは何らかの長さを表しています。「ま」の円が3つあるので、「まとまりの個数」が3であることを示しています。

つまり、この図では、「す」が「ひ」の3つ分だということをしめしています。「ひとまとまりの量」がm:メートルですから、「ま」が3ならば、「す」は3mということができます。

この図を活用して、量や数にかかわることを考えていきたいと思います。


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